06.03.05.
 やっぱし鎌ヶ谷っしょ 〜担当：佐々木あすみ〜
さて試合、ファイターズ先発は立石さん、一軍に合流はしてないとは
思っていましたが、まさかこの日の鎌ヶ谷で観られるとは。
格の違いを見せ付け、１回は三者三振、２回先頭の山本さんも三振で
４連続奪三振の立ち上がり、２回までは完璧。
３回は２安打を許してちょっと雲行きが怪しくなりながらも、そこまでは無失点でした・・・が。
４回先頭の十川孝さんの三ゴロを、尾崎さんが後逸。
・・・わー、なんか鎌ヶ谷に来たーって実感、鎌ヶ谷名物の尾崎さん失策。
まさかそれでガックリ来たとは思いませんが、続く山本さんが左中間へ２ラン、
更に大須賀さんも連続本塁打で、突然３失点。
結局４回２発含む５安打無四球３失点５奪三振。
突然の２連発はアレながらも、概ね良かったとは思います、今後の調整に期待。
ジャイアンツ先発は南さん。
こちらは快調な投球でファイターズ打線をねじ伏せました、
しばしば叩き付ける投球が見られましたが、５回１安打無四球無失点４奪三振のほぼ完璧な内容。
ファイターズ２番手・・・誰あんた。
話には聞いていた、激ヤセした井場さんが登板。
この背中のどこに、あの井場さんの面影がありましょうか。
顔も輪郭が変わり過ぎ。
・・・しかし、やっぱり井場さんでした。
相変わらずタマの抑えが利かずに上擦りっぱなし、先頭の十川雄さんに安打・盗塁で
二塁に進まれ、岩舘さんの遊ゴロで十川雄さん三進。
そして十川孝さんが注文通り右翼へ打ち上げ犠飛、ジャイアンツ１点追加。
やー、イイ野球やってるなあ、ジャイアンツ。
ちょっとイイようにやられちゃいましたが、四球は出さなかったのは進歩でしょうか、
そー云う事にしておきます、１回１安打無四球１失点。
ファイターズ３番手菊地さん。
こちらはかなり成長を感じさせてくれました、
しっかりした制球とキレの良い球で、３回１安打無四球無失点４奪三振、ほぼ完璧。
あれだけ低めにコントロールできれば、今年は期待できます。
ジャイアンツ２番手、高卒２年目の東野さん。
この投手は初めて見ました、この試合では一番良い球を放っていたと思います。
制球、キレ、球速とも文句ナシ、２回をパーフェクトで３奪三振。
覚えておきたい名前です。
ファイターズ４番手伊藤さん。
こちらもまずまず、１回を三凡に抑えました。
ジャイアンツ３番手には伊達さんが凱旋？８回裏から登板。
ここまで両軍とも無四球、非常にテンポの良い試合でしたが・・・
伊達劇場開幕、ってか劇場健在。
先頭の稲田さんに何球か投げた所で、いきなり試合が止まりました。
球審の原さんが試合を止めて協議、そしてマウンドへ。
どうやら、例の二段モーションに引っ掛かったようです、うわあ。
キャンプの時点で、云われてなかったのかなあ、伊達さん。
ここではボークは取られずに注意だけでしたが、コレで伊達さんが崩れ、稲田さんに四球・・・
・・・って、取り敢えず四球はいつも通りか。
正にここからが伊達劇場の本領発揮、続くゴリ佐藤さんを注文通りの4-6-3で仕留め、
更に高口さんにも四球、ンでもってサネさんの当たりは左前に・・・しかし左翼山本さんの
好プレーに救われ、四球をふたつ出しながらもこの回ファイターズ無得点でチェンジ。
うーむ、さすが伊達さん。
２回に稲田さんが安打で出て以来、久しぶりの走者だったんですよ、寒いぞファイターズ。
しかしそこは伊達さん、９回裏にも魅せてくれました。
最終回先頭の工藤さんがまたもや四球、尾崎さんの中前で工藤さんが果敢に三塁を狙うも、
紙一重でアウト。
結果的にこの走塁が勿体ない事になるのですが、この時点ではその意欲を買います、ナイスラン。
一死一塁から、代打鉄平さんが左中間越え二塁打で二三塁にして、伊達劇場クライマックス。
移籍のショーゴーさんが、右翼ネット最上段にブチ当てる、特大３ラン！
もうバットをコレもんで投げ捨ててます。
それまでの打席、凡退する度に「上田は良かったなあ」とかって厳しいヤジが飛んで
（管理人がヤジったんじゃないですよ、念のため）ましたが、これでいっぺんにショーゴーさんへの
声援が変わりました、鎌ヶ谷の一員として、認めて貰えたようです。
これで土壇場でF3-4Gと、それまで重苦しかった鎌ヶ谷の空気が晴れて、もう押せ押せ。
・・・やっぱり伊達劇場・・・
鵜久森さん、稲田さんをあっさり打ち取りゲームセット。
もー、試合を引っかき回すだけ引っかき回して、結局抑えちゃうのは変わりませんねえ。
２回３安打３四球３失点。
当然伊達さん本人が意識してンな事してる訳はなく、散々な内容に相当頭に来ていたのでしょうか、
試合終了と同時にひとりでさっさとマウンドを後にして、ラインを超えた辺りで慌てて戻って
ナインと勝利のハイタッチ。
そんなこんなで、結局今日も負け。
G 南-東野-伊達
F 立石-井場-菊地-伊藤
最後になんとか食い下がりましたが、打線の湿りっぷりが深刻。
９回の攻撃を除くと、前日の西武第二の試合から合わせて、15イニングで安打３本ですよ・・・。
ホント、最後にショーゴーさんがスカッとかっ飛ばしてくれて、少しは晴れ晴れと帰れました。
この試合、ルーキーの高口さんがスタメン７番遊撃で出場。
打つほうでは奮わずも、守りでは守備範囲の広さを見せてくれました。
なかなか金子さんの牙城を崩せない遊撃のポジション、年下の同期陽クン共々是非とも
狙ってみて下さい。
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