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雑記帳04年11月

04.11.01.
千葉市長杯準決勝   〜担当:森沢雪絵〜

 準決勝第2試合、東芝-富士重工レポです。
 


○――――――
 富士重工先発は、#15大村投手。
 
 初回から制球に苦しみ2四球でピンチを招くも、ここは何とか抑えきります。
・・・が、2回に入っても相変わらずの制球難、一死から7番遊撃#9露口選手、
8番二塁#31佐藤秀選手に連続四球、9番捕手#20飯田選手は三塁寺内選手の失策で満塁に。

 1番右翼#29佐藤崇選手の当たりは浅い中飛で、タッチアップは無理かと思ったら・・・
 
中堅#29鈴木選手がなんと落球、走者はそれぞれ進んで東芝先制。

 大村投手は自身の四球とバックの拙い守備で、1回1/3で早々にKO。
代わって#18田上投手が登板。
 
 尚も一死二三塁から、2番中堅#6井関選手はキッチリ右犠飛を打ち上げ、東芝2-0富士重工。

 結局無安打で、東芝が2点を取る展開になりました。
 
 しかし田上投手が上がってから試合が締まり、その後5回までは両チームとも
無安打で試合が進みました。


 東芝先発は、#18木戸投手。
 
 こちらも5回まで味方の2失策がありましたが、淡々とした投球で試合進行。


 両チームとも無安打のまま進んでいたのですが、5回に試合が動きました。

 東芝5番左翼#10堺選手が両チーム通じて初安打を右前に運び、
6番DH#28石丸選手が送って一死二塁。
 
 このチャンスに露口選手が右前へ適時打、東芝追加点ゲット。
・・・で、ここでもまたもや富士重工に拙いプレーが。
 右翼林選手は中継を挟まずにバックホーム、これを捕手岡本選手が逸らして
露口選手は二塁まで達してしまいました(記録を確認してませんが、多分捕手の失策)。
 二塁走者を本塁で刺すには厳しいタイミングだったので、
無理にダイレクトで投げるのはどうかと思いました。
 中継を入れないと、逸らさなくても送球の間に露口選手は二塁まで行ってしまうかと。

 富士重工失策祭りは、まだ続きます。
8番佐藤秀選手の一ゴロの間に露口選手は三進、9番飯田選手の当たりは
ボテボテの遊ゴロでしたが、これを遊撃#0山下選手が悪送球(記録は内野安打と悪送球)、
露口選手が還って東芝4-0富士重工と差が広がりました。

 尚も二塁に走者を残すピンチに、#19高橋投手にスイッチ。
 
 この高橋投手が試合を再び立て直し、富士重工の反撃を待ちます。
176cmと小柄ながら、140km/hを越える速球と、キレのあるスライダーが光っていました。
 まだ22歳と若いし、ちょっと注目な投手です。


 4つの失策が全て点に絡み、東芝優勢かと思われた6回裏、
富士重工の反撃開始。
 あまりの拙い試合展開に監督が怒ったのか、6回裏はどんどん選手を入れ替えます。
 
 先頭の寺内選手の代打、#6冨村選手が口火を切る三塁打。

 1番二塁#2室林選手は死球で出て、無死一三塁のチャンスを広げます。
 
 しかし、2番遊撃#0山下選手の一ゴロで冨村選手が飛び出し三本間で挟殺、
一死二三塁になりました。
 憤死してしまった冨村選手ですが、これはこのプレーでイイと思います、
飛び出さなかったら、多分1-6-3で併殺でしたからね。
 二死になって1点を取って走者ナシになるより、おとりになっている間に一死二三塁にして、
後続のクリーンアップに期待するのは正解だと思います。

 その冨村選手の憤死が大正解、3番中堅#29鈴木選手が倒れるも、
4番右翼#26林選手が豪砲一発!
 
 レフトスタンドに突き刺さる3ランで、東芝4-3富士重工と追い上げます。

 そして7回、先頭の代打#23楢崎選手の一振りはライトスタンドへ。
 
 遂に同点に追い付きました。

 続く9番冨村選手に四球を出した所で、粘投を続けていた木戸投手が降板、
結果論ですが、木戸投手をちょっと引っ張り過ぎたかもしれませんね。
 代わって、#32小林投手が上がりました。
 
 2イニングを1四球でピシャリ、富士重工高橋投手共々好セットアップで
試合を作りました。
 193cmの大型投手で球速も140km/h台を連発、迫力ありますね。


 東芝4-4富士重工で迎えた9回、また試合が動きかけます。
 
 先頭の代打#26迎里選手が中前、続く途中出場で1番左翼に入った杉本選手は一塁強襲安打で
無死一三塁にし、東芝絶好の勝ち越しチャンス到来です。
 2番井関選手は浅い中飛でタッチアップは自重、クリーンアップに期待がかかります。

 ここで富士重工高橋投手を諦め、この秋のドラフトでプロ入りが噂される
#16小出投手が登板。
 この場面で小出投手が出てくるとは思いませんでした(w、
てっきり決勝戦に温存して、先発するかと。
 

 小出投手は立ち上がり制球に苦しみ、今一ストライクが入りません。
・・・が、それがかえって功を奏した?
 
 7回の守備から入っていた3番#2有銘選手がスクイズを仕掛け、
これが空振りになってしまいます。
 
 三塁走者の迎里選手は、三本間に挟まれタッチアウト。

 有銘選手は四球を選び、4番三塁#3松田選手の打席では小出投手の暴投で
尚も二死二三塁とチャンスを続けましたが、松田選手が三ゴロに倒れてこの回無得点。
 惜しいチャンスを潰しました。

 9回裏、東芝は#14清水投手にスイッチ。
 
 ・・・左腕の清水姓って云うのが良くないのか(w、
ポンポンと二死を取りながら、途中出場の8番捕手#25松尾選手に四球、
9番冨村選手には右前に打たれて二死一三塁、冨村選手が盗塁で二三塁と
富士重工サヨナラの大チャンス到来。
 しかし1番室林選手の三塁ファールゾーンへの飛球を、先程スクイズ失敗の有銘選手が
ダイビングキャッチの超ファインプレー!
 富士重工もチャンスを生かせず、延長戦突入です。


 延長10回、東芝打線が不安定な小出投手を攻め立てます。
先頭の5番堺選手が四球、6番石丸選手がキッチリ送って一死二塁。
 
 今度のチャンスは逃がしません、7番露口選手は中越えの三塁打で勝ち越しに成功、
 露口選手も還したい所でしたが、ここは小出投手が踏ん張り東芝5-4富士重工で10回裏へ。

 この1点を守りきりたい東芝・・・やっぱり名前が良くないか(w、
清水投手が抑え切れません。
 一死から3番鈴木選手が右中間へ二塁打、更に暴投で三塁まで達し、
打席には先程3ランを放った4番林選手。
 
 さすがは4番、しぶとく中前に弾き返してまたもや同点に追い付き、
東芝5-5富士重工で尚も回を重ねます。
 ・・・終わらないですよ〜(w


 延長11回、未だ小出投手は調子が出ません。
一死から2番井関選手が中前、すかさず盗塁で二塁へ。
 
 井関選手、この試合は5打数1安打1四球でしたが、なかなかに良いモノを持ってますね。
・・・と思ったら、松坂世代のPL出身なんですね・・・何だか納得(w
 こちらもこの秋のプロ入りがあるかも?

 4番松田選手が四球で二死一三塁と、東芝勝ち越しのチャンスでしたが、
この回は小出投手が踏ん張り無失点。

 11回裏、東芝は#12鎌倉投手にスイッチ。
#12で鎌倉姓・・・関係無いですね(w
 
 11回裏は鎌倉投手がキッチリ抑え、東芝5-5富士重工で12回へ。
 ・・・そろそろ日が傾いて、寒くなって来ました(w


 延長12回表、どうにも小出投手が締まりません。
一死から露口選手に四球、続く佐藤秀選手は一塁前に絶妙のセーフティーを決め一二塁、
東芝にまたチャンス到来。
 しかし後続が倒れ、なかなか勝ち越しには至りません。

 12回裏、今度は富士重工に絶好のチャンスが訪れました。
先頭、途中出場の2番三塁#7青木誠選手が四球、3番鈴木選手が送って一死二塁。
 ここで打席に、この試合既に4打点を上げている4番林選手が入ります。
 
 執念で弾き返した打球は、中前へ・・・
 
青木選手がヘッドスライディング、富士重工が劇的なサヨナラ勝ちです。
 ・・・やっと終わった・・・(w

 前半は共に無安打、ボロボロな守備で富士重工が自滅しつつありましたが、
6回の林選手の一振りで流れが変わりましたね、林選手は5打数3安打5打点の大活躍でした。
 逆に、東芝はちょっと勿体ない試合運びでしたね。
 
 写真は10回までのスコアが消えているので、こちらに書いておきますね。

  東芝 020 002 000 100 =5
  富士 000 003 100 101x=6

 先の日通-日産が2時間ゲームだったのに対し、こちらは4時間ゲーム、
・・・前半がグダグダだっただけに、余計に長く感じました。


○――――――
 このあとには日産-富士重工の決勝戦が控えてましたが、管理人の都合で観戦は
取りやめて家路に付きました。
 
 帰りも、のんびりまったり慣らし運転です。



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